グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「3Dプリンター製造の世界市場(2020年〜2030年):Covid-19の影響による成長と変化」(発行:The Business Research Company)の販売を開始した。
グローバルインフォメーションは2020年7月31日、市場調査レポート「3Dプリンター製造の世界市場(2020年〜2030年):Covid-19の影響による成長と変化」(発行:The Business Research Company)の販売開始を発表した。
同レポートによると、装置販売と関連サービスで構成される3Dプリンタ製造の2020年の世界市場規模は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、2019年の101億米ドルから87億米ドルへと減少し、年平均成長率(CAGR)−13.76%で縮小する見込みだという。
その後、市場は次第に回復基調となり、2023年にはCAGR24.2%、166億9000万米ドルに達するとしている。
また、3Dプリンタ製造市場をけん引する最大地域は北米で、アジア太平洋地域は今後急成長が期待される地域だとする。産業別に見ると、自動車分野での3Dプリンタ活用は、市場の成長を大きく後押しするという。車両の軽量化、性能向上、燃費向上を目的に、自動車分野での3Dプリンタ活用が本格的に拡大することで、3Dプリンタ製造の需要が大きく高まるとしている。
一方、市場成長の抑制要因となっているのが、コストの問題だ。特に、材料費などの他、消費電力、関連ソフトウェアの導入/メンテナンスといったさまざまな要因が運用コストを押し上げており、これらが市場成長の抑制につながっているという。
そうした中、3Dプリンタに関する技術革新も急速に進んでおり、大型造形に対応し、従来よりも高速に造形できる装置なども開発され、市場投入を果たしている。同レポートでは、3Dプリンタ製造の主要企業の1つとしてNexa3Dを取り上げ、同社が開発する光造形方式3Dプリンタ「NXE400」について触れている。
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