タレスは、同社の暗号鍵管理ソリューションとソフトウェアライセンシングプラットフォーム「Sentinel EMS」をSecure Channelsが導入したと発表した。IoT機器に対して耐量子暗号鍵を保護強化できる。
タレス(Thales)は2020年1月21日(仏現地時間)、同社の暗号鍵管理ソリューションとソフトウェアライセンシングプラットフォーム「Sentinel EMS(エンタイトルメント管理ソリューション)」をSecure Channelsが導入したと発表した。IoT(モノのインターネット)機器に対して耐量子暗号鍵を保護強化できる。
タレスの暗号鍵管理ソリューションは、平均以上の長さを持つ暗号鍵を管理する、安全なストレージを使って、長期間データを保護する。一方、Secure Channelsの暗号システム「XOTIC」を使った暗号鍵は、512ビットから8000ビット以上の強度に対応し、一番低い強度でも一般的な256ビット暗号鍵の2倍だ。両者を組み合わせることで、ユーザーのIoT機器に対して、安全性の高いアーカイブレベルのデータ保護が可能になる。
また、Sentinel EMSを導入することで、機密データの送信とIoTデバイスの保護ができる。今回の提携により、製造業者とその顧客は、Sentinel EMSを通じてXOTICが利用できるようになり、XOTICの超軽量フットプリントと高速パフォーマンスを生かして、デバイスに適した暗号化が実施できる。
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