Jetson Nanoの専用キャリアボードを発表、「AIoT」の普及目指す : 人工知能ニュース
Aetinaは、NVIDIAの組み込みAIモジュール「Jetson Nano」向け専用キャリアボード「AN110」を発表した。大きさは87×67mmで消費電力は5〜10Wと、小型で低消費電力のAIコンピューティングプラットフォームを提供する。
Aetinaは2020年2月14日(現地時間)、NVIDIAの組み込みAIモジュール「Jetson Nano」向け専用キャリアボード「AN110」を発表した。小型で低消費電力のAI(人工知能)コンピューティングプラットフォームを提供する。
キャプション,Nvidia Jetson Nanoモジュール向け専用キャリアボード「AN110」(クリックで拡大) 出典:Aetina
AN110は、演算性能472GFLOPSのJetson Nanoと統合することで、さまざまなGPGPUソリューションを提供できるキャリアボードだ。HDMI Type A、ギガビットイーサネット用RJ-45、2個のUSB3.2 Gen1 Type-A、5個のGPIOなど各種インタフェースを備える。さらに、MIPI CSI-2のカメラモジュールに対応し、4KまたはFHDカメラを接続できる。
大きさは87×67mmで、動作温度範囲は−40〜85℃、消費電力は5〜10Wだ。スペースに制約があるシステムや過酷な環境でも対応できる。
現在のエッジデバイスはインテリジェントな目的の性能を発揮することが重要になっており、AIとIoT(モノのインターネット)を組み合わせた「AIoT」への注目が高まっている。ロボット工学、ドローン、UAV、工業検査、医療用画像処理、深層学習におけるマシンビジョンをはじめ、AIoTアプリケーションの開発を支援する。
組み込みAIは必要不可欠な技術へ、推論に加えて学習も視野に
2017年初時点では芽吹きつつあった程度の組み込みAI。今や大きな幹にまで成長しつつあり、2019年からは、組み込み機器を開発する上で組み込みAIは当たり前の存在になっていきそうだ。
Jetson向けキャリアボードを展開、最新の「Xavier NX」にも使える
台湾のアエティナ(Aetina)は、「ET&IoT Technology 2019(ET2019)」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)において、NVIDIAの組み込みAI(人工知能)ボード「Jetson」の製品群に対応するキャリアボードを披露した。
まずは「Jetson Nano」の電源を入れて立ち上げる
NVIDIAが価格99ドルをうたって発表した組み込みAIボード「Jetson Nano」。本連載では、技術ライターの大原雄介氏が、Jetson Nanoの立ち上げから、一般的な組み込みAIとしての活用までを含めていろいろと試していく。第1回は、まず電源を入れて立ち上げるところから始める。
「Jetson Nano」のCUDAコアで“Hello AI World”を動作させてみる
NVIDIAが価格99ドルをうたって発表した組み込みAIボード「Jetson Nano」。本連載では、技術ライターの大原雄介氏が、Jetson Nanoの立ち上げから、一般的な組み込みAIとしての活用までを含めていろいろと試していく。第3回は、Jetson NanoのCUDAコアを使って推論のサンプル“Hello AI World”を動作させてみる。
「Jetson Nano」にUSBカメラをつなげてにゃんこを認識させる
NVIDIAが価格99ドルをうたって発表した組み込みAIボード「Jetson Nano」。本連載では、技術ライターの大原雄介氏が、Jetson Nanoの立ち上げから、一般的な組み込みAIとしての活用までを含めていろいろと試していく。第4回は、Jetson Nanoに市販のUSBカメラを接続してさまざまな物体を認識させてみる。にゃんこもいるよ!
NVIDIAのフアンCEOが日本で初披露、組み込みAI向け新製品「NVIDIA AGX」
NVIDIAのユーザーイベント「GTC Japan 2018」の初日に行われた基調講演に、創業者兼CEOのジェンスン・フアン氏が登壇。組み込みAIを可能にする新たな製品ラインアップ「NVIDIA AGX」のローンチを発表するとともに、国内の製造業がAI開発プラットフォームとしてNVIDIAのGPUや開発プラットフォームを広く採用していることをアピールした。
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