ローコード開発ツール評価用のリファレンスモデルの無償提供を開始組み込み開発ニュース

ローコード開発コミュニティは、ローコード開発ツールの導入を検討中の企業を対象に「ローコード開発リファレンスモデル」の無償提供を開始した。

» 2020年03月03日 08時00分 公開
[MONOist]

 ローコード開発コミュニティは2020年2月10日、ローコード開発ツールの導入を検討中の企業を対象とした「ローコード開発リファレンスモデル」の無償提供を開始した。

 提供される「リファレンスモデル」は、ツールベンダー各社が規定のシステム要件に沿って開発した、実際に動作するシステム。共通のシステム要件定義と、各ツールでの実装版で構成される。実装版のリアルな動作が見られるため、各ツールが持つ特性や方向性をより確認しやすくなる。

キャプション ローコード開発リファレンスモデルのイメージ図 出典:ローコード開発コミュニティ

 システム要件定義として最初に採用されたのは、顧客が指定する記念日に花束を届ける通販事業において、廃棄数量を最小に抑えつつも欠品のない最適解を求める「花束問題」だ。高度な在庫管理を実行するためのデータモデルがまとめられている。

 同コミュニティは、モデリングおよびローコード開発ツールを軸としたアジャイル開発方法論の提供を検討しており、アジャイル開発において実効性のあるデファクトスタンダードを確立すべく取り組んでいく。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.