この記事は、2019年12月6日発行の「FA メールマガジン 」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
2019年11月27〜29日に東京ビッグサイトで開催されたIIFES2019に取材に伺いました。まだまだ記事を出し切れてはいない状況ですが、会場レポート記事については「IIFES2019特集」に掲載していきますので、ぜひご覧いただければと思います(※) 。
(※)「IIFES2019」特集ページ
さて、今回のIIFESですが、取材をする中で、特に強く感じたのが「人と機械の協調」です。IIFESはもともと2017年まではシステムコントロールフェア(SCF)という名前で開催されていた隔年開催の展示会で以前は「制御と自動化」という要素が色濃く表れていました。どちらかというと「自動制御による無人化」というのが理想像として描かれていたように感じましたが、今回は「人と一緒に」というのが前面に出ていたのが特徴的だったと考えます。
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トヨタの未来の愛車づくりは、「愛車」が伝わらないところから始まった
AIエージェントはどのように人を理解し、クルマを愛する気持ちを喚起するのか。AIエージェント「YUI」を搭載したコンセプトカー「LQ」の開発責任者であるトヨタ自動車 トヨタZEVファクトリー ZEV B&D Lab グループ長の井戸大介氏に話を聞いた。
人手不足対策で完全自動化は逆効果、人とロボットの協力をどのように切り開くか
人手不足に苦しむ中で、工場でもあらためて自動化領域の拡大への挑戦が進んでいる。その中で導入が拡大しているのがロボットである。AIなどの先進技術と組み合わせ、ロボットを活用した“自律的な全自動化”への取り組みも進むが現実的には難易度が高く、“人とロボットの協調”をどう最適に実現するかへ主流はシフトする。
機械は人の仕事を奪わない、“人とロボットがともに働く現場”が拡大へ
2016年は人工知能関連技術が大きな注目を集めて「機械が人間の仕事を奪う」という議論が大いに盛り上がりを見せた。こうした一方で2017年には「現場」において、こうした動きと逆行するように見える「人とロボットが協力して働く世界」が始まりを迎える。
デジタル社会における人と機械の新たな関係、日本のスマート製造はどうあるべきか
「Hitachi Social Innovation Forum 2019 TOKYO」のセミナーに日立製作所 研究開発グループ 生産イノベーションセンタ 主管研究長の野中洋一氏が登壇。「スマート製造の国際動向、求められる人と機械の新たな関係」をテーマに講演を行った。
“生みの親”が語るインダストリー4.0の本質とこれから
SAPジャパンは年次カンファレンス「SAP NOW」を開催し、基調講演プログラムの1つとして、ドイツの「インダストリー4.0」の提唱者でドイツ工業アカデミー評議会議長のヘニング・カガーマン氏が登壇。「インダストリー4.0とソサエティー5.0を推進するエンタープライズIT」をテーマにデジタル化がもたらす産業や経済の変化について訴えた。
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