東芝デジタルソリューションズは、データ活用ソリューション「Meister Apps」のパートナー製品として、ウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」を認定した。製造現場のIoTデータを活用するための各種画面を開発なしで構築できる。
東芝デジタルソリューションズは2019年11月5日、同社「Meister」シリーズのデータ活用ソリューション「Meister Apps」のパートナー製品として、ウイングアーク1stのBI(ビジネスインテリジェンス)ダッシュボード「MotionBoard」を認定したと発表した。
Meisterシリーズは、IoT(モノのインターネット)データを収集して、効果的に活用する製造業向けのソリューション。同シリーズの中核商品「Meister DigitalTwin」は、製造現場で発生する多様で膨大なデータを関連付けて、デジタル空間上に写し出す情報プラットフォームだ。
Meister Appsは、Meister DigitalTwinのデータを生かし、パートナー企業の製品やサービスと連携することで、IoTデータの価値を高め、製造業界の多様な要件にデータを活用できるようにする。
今回、製造業での採用実績が多く、高評価を得ているBIダッシュボードMotionBoardとMeister Appsを組み合わせることで、出来高の予想および実績、設備の総合効率を示すダッシュボード画面や、複数の工場を俯瞰して可視化するグローバルコックピット画面などを短時間で構築できる。画面の構築に開発は不要で、ニーズが変化した時は利用する企業側で容易に画面を変更できる。
今後、東芝デジタルソリューションズでは、製造業の各種用途に対応し、Meister Cloudシリーズにも適用可能な、MotionBoardダッシュボードテンプレートやグラフ部品の提供を予定している。
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