商用バイナリ差分アップデートツールを発売組み込み開発ニュース

テクマトリックスは、Pocket Softが開発した商用バイナリ差分アップデートツール「RTPatch」を発売した。アップデートされた新データと旧データとの差分をパッチファイルとして作成・配布する。

» 2019年10月16日 14時00分 公開
[MONOist]

 テクマトリックスは2019年10月3日、Pocket Softが開発した商用バイナリ差分アップデートツール「RTPatch」を発売した。IoT(モノのインターネット)機器やOTA(Over The Air)のソフトウェアアップデートを支援する。

 RTPatchは、アップデートされた新データと旧データとの差分をパッチファイルとして作成・配布するツールだ。バイナリ差分をアップデート用パッチファイルとして生成する「Build」エンジンと、生成したパッチを旧ファイルに適用する「Apply」エンジンで構成されている。

商用バイナリ差分アップデートツール「RTPatch」の構成イメージ 商用バイナリ差分アップデートツール「RTPatch」の構成イメージ(クリックで拡大) 出典:テクマトリックス

 差分のみを抽出してパッチファイルを作成するため、第三者に解読不能な差分のみのデータとして配布できる点、オリジナルデータから最大99.9%までデータサイズを削減できる点を特徴とする。また、最小で65KBのメモリサイズで稼働するため、リソースが限られたハードウェアでも利用可能だ。

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