ぷらっとホームは、データを保持しないデータ伝送型のクロスドメインIoTデータ流通基盤「DEXPF」のサービスを開始した。各IoTデバイスが多様なサービスやサービスプラットフォームとフレキシブルに通信できるようになる。
ぷらっとホームは2019年7月8日、データを保持しないデータ伝送型クロスドメインIoT(モノのインターネット)データ流通基盤「DEXPF」のサービスを開始したと発表した。
DEXPFはIoTデータ流通の安全性と信頼性を向上させるデータ伝送基盤だ。各サービスやサービスプラットフォームに向けて、任意のIoTデバイスやデバイス群からのアクセスサービスを提供する。各IoTデバイスは、多様なサービスやサービスプラットフォームとフレキシブルに通信できるようになる。
データ伝送に特化しデータを保存しないため、個人情報などの取り扱いによって発生するリスクを最小化する。また、複数のクラウドサービスやオンプレミスサービス間でデータを相互に連携できるクロスドメイン型のため、IoTプラットフォームの参加者が特定のクラウドに縛られず、参加者の追加や運用上の変化にも柔軟に対応できる。
さらに、APIを利用することで、データの送付先や送信開始、停止などのビジネスルールを設定できる。運用開始後のルール変更にも柔軟に対応可能だという。
DEXPFは地球上のさまざまな国や地域、事業、トラフィック、プロトコルへの対応を図り、柔軟でスケーラブルな設計になるように開発された。サーバレスのマイクロサービスアーキテクチャを採用し、小規模な利用から開始して世界規模に展開したり、極小のトラフィックから高トラフィックのサービスへとスケールしたりすることも可能だ。
既に、ダイキン工業が開設した会員制コワーキングスペース「point 0 marunouchi(ポイントゼロ マルノウチ)」のシステムに採用されている。
 現場データを集約、各種アプリと連携可能なIoTプラットフォーム
現場データを集約、各種アプリと連携可能なIoTプラットフォーム 日立、IoT運用管理を最適化するサービス群を発表
日立、IoT運用管理を最適化するサービス群を発表 IoTトイレが乗っ取られたら漏れる、あの情報――TOTOとNTTコムらの実証実験
IoTトイレが乗っ取られたら漏れる、あの情報――TOTOとNTTコムらの実証実験 製造IoT基盤間のデータ連携、日立、三菱、ファナック、DMG森精機らが共同開発
製造IoT基盤間のデータ連携、日立、三菱、ファナック、DMG森精機らが共同開発 小売・流通向け、AI活用データ分析サービスを提供開始
小売・流通向け、AI活用データ分析サービスを提供開始 ウフルと石油元売り大手、IoTの共同研究開発を推進
ウフルと石油元売り大手、IoTの共同研究開発を推進Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製造マネジメントの記事ランキング
コーナーリンク