エーアイは、ルネサス エレクトロニクスの「RZ/G Linuxプラットフォーム」向け音声合成エンジン「microAITalk」の提供を開始した。小型ロボット、スマートフォンアプリケーションなど、組み込み機器へ音声読み上げ機能の搭載が可能になる。
エーアイは2019年6月18日、ルネサス エレクトロニクス(ルネサス)の「RZ/G Linuxプラットフォーム」向け音声合成エンジン「microAITalk」の提供を開始した。
microAITalkの基になったのは、同社が開発した音声合成エンジン「AITalk」だ。AITalkは、コーパスベース音声合成方式を採用。豊富な話者と言語を用意し、喜怒哀楽の感情を表現したり、誰の声でも短時間収録で音声合成用データに変換できる。日本語話者は、大人から子供まで男女15種類を用意し、関西弁の会話も可能だ。
microAITalkは、RZ/G Linuxプラットフォーム用にAITalkを小型化したものとなる。小型ロボットやスマートフォンアプリケーションなど、組み込み機器へ音声読み上げ機能を提供する。RZ/G Linuxプラットフォームで検証済みのため、ユーザーは音声合成機能の導入にかかる検証工程や導入リスクを軽減できる。
ルネサスのRZ/G Linuxプラットフォームは、HMI(ヒューマンマシンインタフェース)開発時に必要となる動作検証済みソフトウェアや開発ツールを、クラウドからワンストップで提供するソリューション。産業分野の組み込み機器の高機能と高性能化に対応しつつ、開発期間とコストの削減を支援する。
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