ESEC2017

2分の1サイズのタチコマがお出迎え、「ESECにようこそ!」ESEC2017&IoT/M2M展

エーアイは、「第20回 組込みシステム開発技術展(ESEC2017)」において、アニメ「攻殻機動隊」の多脚戦車「タチコマ」の2分の1モデルを展示。アニメと同じ声でさまざまなせりふを話し、来場客を出迎えていた。

» 2017年05月11日 17時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 エーアイは、「第20回 組込みシステム開発技術展(ESEC2017)」(2017年5月10〜12日、東京ビッグサイト)において、アニメ「攻殻機動隊」の多脚戦車「タチコマ」の2分の1モデルを展示した。

エーアイが展示した「タチコマ」の2分の1モデル エーアイが展示した「タチコマ」の2分の1モデル(クリックで拡大)

 この2分の1タチコマは、攻殻機動隊シリーズの世界をリアルに実現する可能性を追求する「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」が進めている「タチコマ・リアライズプロジェクト」が開発したものだ。アニメの攻殻機動隊のタチコマと同じ声で、さまざまなせりふを話すことができる。

 エーアイは、同社の音声合成技術「AITalk」を用いて、タチコマの声優を務める玉川紗己子さんの音声を収録し、音声合成用のオリジナル音声辞書を作成。これによって2分の1タチコマは、あらかじめ録音していないせりふでも、合成音声によって話すことができる。また2017年2月からは、2分の1タチコマを使った接客の実証実験なども始めている。

「タチコマ」の2分の1モデルがお出迎え(クリックで再生)

 AITalkは、全ての音素が含まれている原稿を話者に読み上げてもらい、その音声データから、より人間らしく自然な音声合成を自由に行える音声合成エンジンである。これまでに、プロレスラーの長州力さんや天龍源一郎さんなどの微妙な滑舌や聞き取りにくいガラガラ声なども音声合成で再現してきたという。

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