CFXはターボ機械に特化した汎用有限体積法熱流体解析ソフト。新製品ではIoTやデジタルツインの中でシミュレーションを活用するニーズに対応する。システムは「Functional Mockup Inteface(FMI)2.0」をサポートし、CFXをマスターにした連携解析が実施できる。複数のFMUインスタンスを設定でき、FMUの再起動もサポートする。インポートしたFMUインスタンスは、CFXのCCL/CELで参照でき、FMUの入出力やパラメータのユーザー関数が作成可能だ。
最適化ソフト「ANSYS DesignXplorer(DX)」は最適化解析や実験計画法に基づくパラメトリック解析などに対応する。DXの技術で、Fluentを実行することで縮退モデル(ROM:Reduced Order Model)が作成できる。「Ansys Workbench」からはROMビュワーが起動でき、設計空間を素早く調査しながら簡単にスクリーンショットが取れる。
本発表会で紹介された構造解析など他ツールに関しては、別記事で紹介する。
「ANSYS Fluent」を流体力学の旗艦製品として強化、ワークフローとメッシングが大きく改善
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