海外旅行で余った外国通貨を電子マネーに交換できる「ポケットチェンジ」とは?TechFactory 人気記事TOP10【2018年11月版】

TechFactoryオリジナル記事コンテンツの人気ランキングTOP10。2018年11月は、余った外貨を自国で使える電子マネーなどに交換できる「ポケットチェンジ」のサービス内容とモノづくりの革新性に迫った記事が第1位でした。その他、オートデスクのクラウドベース3D CAD「Fusion 360」の現場導入の実情を取り上げた記事や、“IoT時代の使えるネットワーク技術”として再び脚光を浴びる「HD-PLC」の解説記事に注目が集まりました。

» 2018年12月26日 18時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]

TechFactory 2018年11月の人気記事ランキング

 皆さん、こんにちは。TechFactory編集部です。

 今回は、2018年11月1〜30日までの期間に掲載されたTechFactoryオリジナル新着記事コンテンツから、人気記事ランキングTOP10を紹介します。



海外旅行で余った外貨を自国で使える電子マネーに!

 2018年11月は、ソリッドワークス・ジャパン主催「SOLIDWORKS WORLD JAPAN 2018」(会期:2018年11月9日/東京会場)の取材記事「余った外貨を電子マネーに! 『ポケットチェンジ』の筐体設計を支える町工場」が第1位でした。

 皆さんは旅行や仕事で海外に行った際、(帰国後)余った現地通貨をどのように扱っているでしょうか? 次の機会のために保管しておく方もいるでしょうし、お札だけ日本円に換金して、細かな通貨は募金してしまう方もいるでしょう。

 何かもっと有効活用できる方法はないか……と思っている方に朗報です。それがこの記事で紹介している「ポケットチェンジ」です。詳しくは記事をご覧いただきたいと思いますが、ポケットチェンジを使うと余った外貨をそのまま自国で使える電子マネーに交換できるのです。海外から帰国した日本人や訪日外国人を対象にしたサービスで、既に日本全国の空港や街中など約30箇所(2018年6月現在)に設置されているそうです。

 さて、このポケットチェンジがなぜSOLIDWORKS WORLD JAPAN 2018の会場に展示されていたのでしょうか。それは筐体の外装設計および内部の機構設計などに3D CAD「SOLIDWORKS」がフル活用されているからです。また、一部のパーツ類も3Dプリンタで製造されたものがそのまま用いられており、サービス内容だけではなく、モノづくりの面においても革新的な要素が含まれています。

 年末年始に海外旅行に行かれる方も多いことでしょう。この機会にポケットチェンジを活用してみてはいかがでしょうか(⇒記事を読む)。


3D CAD活用のメリットが生かされていない現場の実情

 続く第2位は、連載「製造現場でこそ使いたい! Fusion 360の魅力」の第6回「『Fusion 360』の現場導入、理想と現実【その1】」でした。

 連載の前半では、現場視点に立って、オートデスクのクラウドベース3D CAD「Fusion 360」の魅力や利用メリットについて紹介してきました。そんな有効性に魅力を感じた実際の現場では、Fusion 360をどのように活用しているのでしょうか?

 記事ではその一例として、アルミダイカスト製品の製作・加工を行う現場を紹介。この企業ではもともとSOLIDWORKSを活用していたところに、Fusion 360を導入したそうです。しかし、実際に現場を見学させてもらうと、Fusion 360が活躍している場面を見ることはありませんでした……。それはなぜでしょうか? 決して人ごとではない現場の実情について詳しく知りたい方は、ぜひ記事をご覧ください(⇒記事を読む)。


「HD-PLC」はイーサネットやWi-Fiの課題を補完する存在に

 そして、パナソニックの全社ユーザーイベント「CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018」(会期:2018年10月30日〜11月3日)の技術セミナーを取り上げた記事「パナソニックがB2Bで再び脚光を浴びる『HD-PLC』の利点を100周年イベントで解説」が第3位でした。

 ご存じの方も多いと思いますが、2006年当時、パナソニックは家庭向けの「HD-PLC(高速電力線通信:High Definition Power Line Communication)」アダプターを商品化するなど、積極的にHD-PLCの普及活動に取り組んでいました。しかし、技術的にまだ成熟しておらず、Wi-Fi環境の急速な普及に押されてしまい、「つながらない」「遅い」といったレッテルを貼られ、家庭内での利用においてその存在感は次第に薄れていきました……。

 そうした状況でも、継続的に技術開発に取り組んできたパナソニックは、2015年「マルチホップ」と呼ばれる中継技術を開発し、B2B向けの通信技術としてHD-PLCを発展させ、“IoT時代の使えるネットワーク技術”としてHD-PLCを新たに位置付けました。この記事では、パナソニックによるHD-PLC開発の取り組みと、HD-PLC活用のポイントなどについて詳しく紹介しています。ぜひご覧ください(⇒記事を読む)。


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