サイバネットシステムは、子会社のWATERLOO MAPLEのオンライン教育ビジネス事業の譲渡に伴う特別利益の計上を公開した。譲渡は、一般企業向けのビジネスに経営資源を集中し事業強化するため行われた。
サイバネットシステムは2018年11月22日、STEM(Science Technology Engineering, and Mathematics)に取り組む子会社のWATERLOO MAPLEのオンライン教育ビジネス事業の譲渡に伴う特別利益の計上を公開した。譲渡は、2017年11月22日開催の取締役会にて決議され、2018年12月期第3四半期連結累計期間(2018年1月1日〜9月30日)における特別利益を計上した。
事業譲渡の理由は、同社グループのビジネスの方向性などを考慮し、一般企業向けのビジネスに経営資源を集中し事業強化するためだ。カナダに拠点を置くWATERLOO MAPLEの事業内容は、STEMコンピューティング・プラットフォーム「Maple」、システムレベルモデリング・シミュレーターツール「MapleSim」「MapleMBSE」の開発、販売、技術サポートなどで、資本金は3700万カナダドル(約31億6000万円)だ。
譲渡先はSTEM教育用オンライン教育ソリューションの提供を行うDigital Education。事業譲渡価格は約4億730万円で、2018年6月15日に譲渡された。
事業譲渡益は、2018年12月期4〜6月期に約4億9400万円、2018年12月期7〜9月期に約433万円を事業譲渡益として、特別利益に計上した。
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