日本トムソンは、「第29回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」において、CFRP(炭素繊維強化樹脂)製のレールを参考展示した。
日本トムソンは、「第29回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」(2018年11月1〜6日、東京ビッグサイト)において、CFRP(炭素繊維強化樹脂)製のレールを参考展示した。
工作機械や製造装置の直線動作を担う機械要素部品のリニアガイドは、レールとその上を動くブロックから構成される。これらのブロックとレールは、アルミニウムや炭素鋼などの金属を用いていることが一般的だ。
日本トムソンが展示したレールは、これをCFRP製にしたものだ。金属製レールと比べて大幅な軽量化が可能なため「例えば、直動機構そのものを動かすような機械や装置に適している」(同社の説明員)という。
一方、CFRP製レール上のブロックを滑らかに動かすボールをはじめとする転動部は、従来の金属製レールと同じものを用いる。このため、ブロックの転動部と接する部分のレールには金属製の溝パーツが埋め込まれている。「金属製の溝パーツを埋め込んだCFRPレールを高い精度で製造するとともに、上から力が加わった時の変位量(剛性)は金属製レールと同等レベルを確保していることが最大の特徴になるだろう」(同説明員)としている。
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