JSOLは、同社が販売する衝撃・構造解析ソフトウェア「LS-DYNA」向けIGA用モデル作成ツール「IGA Tool」の提供を開始した。IGA用モデルへの変換が容易になり、従来のFEM解析より作成作業の効率化と精度向上が見込める。
JSOLは2018年7月5日、同社が販売する衝撃・構造解析ソフトウェア「LS-DYNA」向けIGA用モデル作成ツール「IGA Tool」の提供を開始したと発表した。同社の協業先である、エリジオンが開発した。
IGA(Isogeometric Analysis)は、構造物のCADジオメトリ(形状)を活用した解析に対応。FEM解析に比べ、解析対象モデルの作成作業を効率化し、かつ精度向上が期待できる。 従来のFEM解析では、構造物の表面形状を複数のメッシュで分割することで、コンピュータシミュレーションによって物理現象を再現していた。
LS-DYNAは、以前からIGAを機能として実装していたが、解析対象となるCADモデルをベースにIGAの要件を満たす適切なモデルを事前に準備する必要があった。今回、エリジオンが開発したIGA Toolは、CADモデルからIGAで使用可能なモデルへの変換が可能になった。これにより、LS-DYNAのIGAを用いた解析が容易になっている。
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