日本生産性本部が「2018年度新入社員 春の意識調査」の結果を発表した。80.6%が、今の会社が「第一志望」と回答。残業が多く専門能力が高められる職場よりも、自分の時間が持てる職場を選んだ割合など、設問の多くで過去最高値を記録した。
日本生産性本部は2018年5月、「2018年度新入社員 春の意識調査」の結果を発表した。
同調査は、日本生産性本部グローバルマネジメント・センターが同年3月上旬から4月中旬に主催した、新入社員教育プログラムなどの参加者を対象としたもので、1914通の有効回答を得た。
まず、今の会社は第何志望だったかを尋ねたところ、80.6%が「第一志望」と回答した。「第一志望」と答えた割合は、2015年から4年連続で上昇しており、2018年は過去(設問開始以来。以下同)最高の数値となった。
「自分のキャリアプランに反する仕事を我慢して続けるのは無意味だ」という設問に対しては、38.0%が「そう思う」と回答。2017年の31.6%から6.4ポイント上昇し、過去最高値となった。
次に、残業について「残業は多いが、仕事を通じて自分のキャリア、専門能力が高められる職場」と「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」の二者択一で尋ねた。その結果、75.9%が、残業が少なく自分の時間が使える職場を選び、これも過去最高の数値となった。
仕事をやっているうちに、研修で教わったマニュアルに書かれてないことが起きた時、どうするかという問いに対しては、「すぐにストップしてあとは先輩や上司に聞く」と、73.9%が回答。過去最高の数値となった。
「従来の基準や慣習には反しても、法律に反しないことであれば、どんな手段や方法をとっても問題はない」という考え方については、23.4%が「そう思う」と回答。2016年から3年連続で「そう思う」の割合が増加しており、過去最高となった。
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