IoT基盤向け通信モジュールの最新ファームウェア、待機中消費電力を80%削減組み込み開発ニュース

さくらインターネットは、IoTプラットフォーム「sakura.io」向け通信モジュール「sakura.ioモジュール(LTE)」の最新ファームウェアの提供を開始した。待機中の消費電力を最大80%削減できる。

» 2018年05月22日 14時00分 公開
[MONOist]

 さくらインターネットは2018年5月7日、IoT(モノのインターネット)プラットフォーム「sakura.io」向け通信モジュール「sakura.ioモジュール(LTE)」の省電力機能を追加した最新ファームウェアの提供を開始したと発表した 。

 sakura.ioは、sakura.ioモジュールや通信環境、データの保存や連携処理に必要なシステムを一体で提供するIoTプラットフォーム。

 最新のファームウェアでは、省電力機能を追加。sakura.ioモジュールの待機中消費電流が従来の約70mAから約14mAになった。消費電力が最大80%削減されるため、sakura.ioモジュールを搭載した製品のバッテリー駆動時間が延びる。

 既存のsakura.ioモジュールは、ファームウェアを最新版に更新することで省電力機能を追加できる。ただし、2017年4月の正式版提供前のβ版のモジュールは、この機能の対象外となっている。

photo 「sakura.ioモジュール(LTE)」 出典:さくらインターネット

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