さらに、ハノーバーメッセ2018では新たに協働ロボットのプロトタイプも出展した。
三菱電機ではまだ協働ロボットの製品化は行っていないが、協働化に向けた4つのレベルとそれに対応するソリューションを示し、今後の製品化の方向性に向けての考えを示した。協働ロボットは人と空間を共有するため、安全機能を加えたとしても、速度や力を限定しなければ、人の安全を確保できない。そのため、それぞれのロボットの役割に合わせて定義した。レベル1を通常の柵ありで使用する産業用ロボット、レベル2をセーフティカーテンやセンサーなど安全機能を追加した「MELFA SafePlus」、レベル3を「Poka Yoke」システムでも展示した安全機能を加えた外皮で覆う「MELFA Safeskin」、レベル4をプロトタイプでも示した協働ロボット「MELFA MELCoR」としている。
原氏は「ハノーバーメッセ2018でも数多くの協働ロボットが出展されている通り、欧州でも協働ロボットは人気だ。ただ、本格展開していくには、製造ラインにどう組み込むのかという点や、共に展開するパートナーとどう組んでいくのか、という点などが重要になる。これらの準備を進めていく」と述べている。
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