Edgecrossコンソーシアムは、エッジコンピューティングの共通基盤である「Edgecross(エッジクロス)」の本格展開開始と合わせて、記者説明会を開催。今後の展望について紹介した。
日本発のエッジコンピューティング用ソフトウェアを推進する「Edgecrossコンソーシアム(エッジクロスコンソーシアム)」は2018年5月8日、エッジコンピューティング用のオープンプラットフォームである「Edgecross」の基本ソフトやデータコレクター、エッジアプリの販売を開始。併せて、現状と今後についての記者説明会を開催した。
「エッジクロス」はFAとITを融合、協調させるエッジ領域の情報処理「エッジコンピューティング」の共通基盤ソフトウェアである。2017年11月にアドバンテック、オムロン、NEC、日本IBM、日本オラクル、三菱電機の6社が幹事会社となって設立した「エッジクロスコンソーシアム」によって開発された。2018年2月には日立製作所が幹事会社に参加。「エッジクロスの普及」「エッジクロスの仕様策定」「エッジクロスの対応製品の認証」「マーケットプレースの運営など販売支援」「部会活動などの企業間の協力と協働の場の提供」「学術機関、関係団体との連携」の5つを中心に活動を進めてきた。
活動を開始した2017年11月は参加企業51社だったが、2018年4月末には140社以上に増えた。ソフトウェアベンダーや工作機械メーカー、産業用PCメーカー、機器メーカー、システムインテグレーター、ユーザー企業、商社など多岐にわたる企業が活動している。2018年4月にはドイツの産業見本市であるハノーバーメッセにも出展し、海外でのアピールも開始した※)。
※)関連記事:「Edgecross」が海外初出展、ハノーバーメッセでエッジの価値を訴求
そして2018年5月8日、新たにエッジクロスマーケットプレースをオープンし、エッジクロス基本ソフトの販売および、各種エッジアプリケーション、データコレクターの販売を開始した※)。
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