日立産機システムは、「TECHNO-FRONTIER 2018(テクノフロンティア2018)」において、IoT対応産業用コントローラー「HXシリーズ」を用いた搬送システムのデモを披露した。
日立産機システムは、「TECHNO-FRONTIER 2018(テクノフロンティア2018)」(2018年4月18〜20日、幕張メッセ)において、IoT(モノのインターネット)対応産業用コントローラー「HXシリーズ」を用いた搬送システムのデモを披露した。
デモシステムは、HXシリーズと、協和製作所のDCモーターローラー「SENERGY」、EtherCAT対応2軸ドライバ「MOTION LINX」で構成。HXシリーズにIEC 61131-3準拠のソフトウェアPLCを組み込むとともに、MOTION LINXとはEtherCATで、クラウド側とはOPC-UAで接続している。また、HXシリーズのWebサーバ機能を用いて、Wi-Fiで接続したタブレット端末のWebブラウザによる搬送システムの状態の見える化も行っている。「HXシリーズには最大255台のMOTION LINXを接続できる」(日立産機システムの説明員)という。
なお日立産機システムは、HXシリーズの新ラインアップとしてハイブリッドモデルを追加している。「このハイブリッドモデル1台のCPUで、IEC 61131-3準拠のソフトウェアPLCとWindowsべースのアプリケーションの両方を動作させられる。HXシリーズと同じサイズなので、制御盤に組み込めることも特徴だ」(同説明員)。
これらの他、採用が拡大しているEtherCATのパケットデータのロガーである「EC DATA Capture」もアピールしていた。
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