PwCコンサルティングと九州大学は、地域イノベーション人材育成に向けた産学連携による共同プロジェクトを開始する。このプロジェクトの一環として、PwCコンサルティングは寄付講義を九州大学で開講する。
PwCコンサルティングは2018年3月1日、地域イノベーション人材育成に向けて、九州大学と産学連携の共同プロジェクトを2018年度から開始すると発表した。
九州大学には、デザイン教育・研究体制を有する芸術工学研究院、経営系専門職大学院の経済学府産業マネジメント専攻(QBS)、体系的なアントレプレナーシップ教育基盤を持つロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QERC)がある。同大学では、2018年度から、イノベーティブな技術・アイデア・人材の創出モデル構築に向けた本格的な取り組みを開始する。世界各地で大規模な大学改革プロジェクトなどを支援してきたPwCコンサルティングが、これまでの知見を提供しながら同大学を支援する計画だ。
共同プロジェクトの一環としてPwCコンサルティングは、QBSにおいて2018年度後期に寄付講義「先端技術分析」を開講する。同講義では、急速にデジタル化やネットワーク化が進み、AIやIoT(モノのインターネット)などの先端技術が地域社会課題の解決や企業経営に大きな影響を及ぼすと予想される中で、いち早くデータを利活用して競争優位性を築くことで急速な成長を遂げた企業群を取り上げ、成功要因や将来像について考察する。
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