プライマリー・クラスについては、内容はほぼ従来通りとなる。難易度も変わらない。走行コースは以下の図のようになる予定だが、開催までに少し修正が加わる可能性がある。ガレージインの前に、以前の大会であったシーソーがサイズ変更しつつ復活する。モデル審査については、「アドバンストへの足掛かりになるような項目」が追加される予定だという。
アドバンスト・クラスのゲームには、新たに「AIアンサー」と「カメラ画像を利用するブロック並べ」が加わり、旬な新技術に触れられるようになっている。AIアンサーは、機械学習や深層学習といったAI技術を利用して、何らかのゲームを解かせるもの。詳細は現時点で明かせないという。ブロック並べについては、カメラ画像解析が利用できる。今回、さらにゲームクリアの難易度が高まるのかと思いきや、「ゲームクリアの難易度自体はかえって低くなると思う」と江口氏は答える。
またアドバンスト・クラスのモデル審査については、従来の網羅的な記述を評価する形式から、記述内容を絞って、質の向上を目指す規約とする予定だという。アーキテクチャを重点的に見ていくとのことだ。
JASAは2018年、「IoTイノベーションチャレンジ」を新設する。以前からJASAが実施してきたIoTハッカソンをリニューアルし拡大するものになる。「ETを中心としたIoTビジネス全般に取り組めるエンジニア育成」をテーマとする。
これまでのETロボコンやIoTハッカソンが、ハンズオンメインでかつエッジが中心であったところ、今回はクラウドやビジネスまで含めたところまでをカバーし、教育的な活動をもっと重視する。このコンテストはET2018の3日間の会期の中のみで実施する。
申し込み概要や教育プログラムなどの詳細の公表は、2018年5月のゴールデンウイーク後くらいを予定しているという。
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