XYZprintingがフルカラー3Dプリンタ「da Vinci Color」を発表。1600万色が表現可能だという。アメリカの同社オンラインショップでは2999ドルで販売するという。
XYZprinting(XYZ)は2017年9月1日(現地時間)、ドイツで開催中のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA2017」(会期は2017年9月1〜6日、メッセ・ベルリン)でフルカラー3Dプリンタ「da Vinci Color」を発表した。販売価格は同社のオンラインショップによれば、アメリカが2999ドル、ヨーロッパが3599ユーロ。
CMYKインクジェット技術(Color texture Inkjet printing3D structure)とFDMを組み合わせた技術。フルカラー造形専用のPLAフィラメントにCMYKのカラーインクを染み込ませながら積層していく。1600万色が表現可能だとしている。
装置のサイズは600x581x640mm、重さが32kg。造形エリアのサイズは200×200×150mm。積層ピッチは0.1〜0.4mm。積層スピードは毎秒平均で30〜60mm、最大で毎秒120mm。対応フォーマットはAMFとPLY、OBJ、STL、3CP。
da Vinci Colorではインクジェット式に対応するカラーPLAフィラメント「CPLA(Color PLA)」を採用し、通常のPLAよりも強度も高いという。工具での追加工や衝撃にも耐え得るとしている。
XYZのアメリカとヨーロッパのWebサイトで既に事前予約ページが開いていたが、中国は2017年10月中旬に正式予約を受け付け開始すると発表している。出荷開始は2017年11月中になる見込みだ。日本では未発表。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.