ホンダセンシングが「フィット」にも、ハイブリッドモデルは207万円からエコカー技術(1/2 ページ)

ホンダはコンパクトカー「フィット」の一部改良を実施した。新たに、運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を採用。デザインや燃費性能、装備も見直した。

» 2017年06月30日 06時00分 公開
[齊藤由希MONOist]
マイナーチェンジを受けたフィット マイナーチェンジを受けたフィット(クリックして拡大) 出典:ホンダ

 ホンダは2017年6月29日、コンパクトカー「フィット」の一部改良を実施したと発表した。新たに、運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」をガソリンエンジンモデルとハイブリッドモデルに設定。デザインや燃費性能、装備も見直した。6月30日に発売する。

 ハイブリッドモデルの税込み希望小売価格は、ホンダセンシングなしの場合169万9920円から、ホンダセンシングありが207万9000円からとなる。非ハイブリッドモデルは、一部グレードを除いてホンダセンシングが装着されており、税込み希望小売価格はホンダセンシングありで165万3480円から。ホンダセンシングなしのガソリンエンジンモデルは、5速MTのFF(前輪駆動)もしくはCVTの4WDのみで、いずれもエンジンの排気量は1.3l(リットル)となる。

新開発のボディーカラー。プレミアムアガットブラウン・パール(左)スカイライドブルー・メタリック(右)(クリックして拡大) 出典:ホンダ
マイナーチェンジ後の新しいエクステリアデザイン(クリックして拡大) 出典:ホンダ

採用車種広がるホンダセンシング

歩行者事故低減ステアリングの作動イメージ 歩行者事故低減ステアリングの作動イメージ(クリックして拡大) 出典:ホンダ

 従来のホンダセンシング搭載車種と同様に、8種類の運転支援機能を全て利用できる。ホンダセンシングの機能には、対車両・歩行者の自動ブレーキ、誤発進抑制、路側帯の歩行者との衝突をステアリング制御で回避する「歩行者事故低減ステアリング」、車線逸脱抑制と車線維持支援、アダプティブクルーズコントロール、先行車発進お知らせ機能、標識認識がある。

ホンダセンシングのセンサー。フリントグリル内に設置されたミリ波レーダー(左)とルームミラー裏側にある単眼カメラ(右)(クリックして拡大) 出典:ホンダ

 ホンダセンシングの採用車種は「レジェンド」「アコード」「オデッセイ」「ヴェゼル」「ジェイド」「ステップワゴン」「フリード」で、今回新たにフィットが加わった。なお、ジェイドとステップワゴンのみ、歩行者事故低減ステアリングに対応していない。

 ボディーカラーは新開発の3色「ルージュアメシスト・メタリック」「スカイライドブルー・メタリック」「プレミアムアガットブラウン・パール」や、新採用色を加えて全12色から選択でき、刷新したデザインの個性を引き立てる。

上級グレードはスポーティーさを強調したデザインを採用 上級グレードはスポーティーさを強調したデザインを採用(クリックして拡大) 出典:ホンダ
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