テレビ製造における「付加価値」の行方FAメルマガ 編集後記

製造の現場を失っても日本のモノづくりは世界で競争力を維持できるのでしょうか。

» 2017年06月16日 12時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 この記事は、2017年6月16日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


テレビ製造における「付加価値」の行方

 有機ELテレビの国内向け主力工場となるパナソニックの「モノづくり革新センター」に伺う機会を得ました。MONOistの役割上、工場を取材する機会は多いのですが、個人的には工場取材の中で、テレビは最も取材した経験が多い製品となります。といっても地上デジタル放送完全移行によるバブル崩壊後は、日系企業の家電部門低迷が進み、なかなか取材の機会が得られませんでした。その中での久しぶりのテレビ工場取材でしたので、ワクワクしながら取材にのぞみました。

 工場の詳細なレポートについては、以下の記事に譲ります※)が、久しぶりに見慣れた領域の工場を見たことで、国内で工場を維持していくことの難しさや、工場での雇用拡大を進めていく難しさをあらためて痛感しました。

※)関連記事:有機ELで4つ目の表示デバイス、テレビ生産が変わること変わらないこと

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