Bluetoothを利用したリアルタイム位置測位システム、大和鋼管が工場に導入組み込み採用事例

大和鋼管工業は、同社工場へのリアルタイム位置測位サービス「TAMECCO RTLS」の導入についてタメコと合意した。最小1mの精度で位置を測定できるため、従業員の安全や機密情報の管理に活用する。

» 2017年06月06日 08時00分 公開
[MONOist]

 大和鋼管工業(大和鋼管)は2017年5月22日、同社工場へのリアルタイム位置測位サービス「TAMECCO RTLS」の導入について、タメコと合意したことを発表した。従業員の安全や機密情報の管理に活用する。

 タメコが提供するTAMECCO RTLSは、Bluetoothを主体とした独自の位置測位技術に基づくシステム。UWB/RFIDよりも広範囲で、Wi-Fiや一般ビーコン測位システムよりも高精度な独自のアルゴリズムにより、最小1mの精度で位置を測定できる。

 今回の提携により、大和鋼管はTAMECCO RTLSを関東工場などに導入。スマートフォンやタブレット端末を携帯する従業員/作業員の屋内外位置をリアルタイムでモニターし、危険ゾーンへの侵入時には本人および全社にアラートするなど、安全管理の向上を図る。

 また、機密マニュアルの情報をタブレットでデジタル管理し、TAMECCO RTLSと連携させる。これにより、必要な権限者が必要な場所だけでアクセスできるよう制御する。さらに、ウェアラブルキットから取得する歩数/心拍数などの健康バロメーターデーターとTAMECCO RTLSを組み合わせ、従業員の健康などをサポートする。

大和鋼管工場へのタメコの技術導入イメージ 大和鋼管工場へのタメコの技術導入イメージ(クリックで拡大) 出典:タメコ

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