サイバネットシステムは、自動車用照明設計ソフトウェア「LucidShape CATIA CAA V5 Based」の販売を開始した。自動車用ランプの光線追跡や、複雑な光学性能を事前把握する新機能を搭載している。
サイバネットシステムは2017年3月14日、自動車用照明設計ソフトウェア「LucidShape CATIA CAA V5 Based」の販売を開始した。同ソフトは米Synopsysが開発し、サイバネットシステムが販売・サポートする。
LucidShapeは、ヘッドランプ、テールランプなどの自動車用照明器具の設計/解析を行うソフトウェアだ。光の広がりから形状を導くアルゴリズムを搭載し、光の性能を基準に設計を進めることで、設計時間の短縮と性能の向上が可能となる。
新たに販売するLucidShape CAA V5 Basedは、完成品の状態だけでなく、各部品のモデルにおいてもCATIA V5上で正確な光線追跡ができる。また、ライトガイドデザイナー機能により、ライトパイプの構築や照度均一化が可能だ。
また、配光分布/輝度分布/迷光解析の他に、鳥瞰図やドライバービューによる照度分布、複数の輝度カメラで観察した輝度解析、等照度曲線図表示、ランプの法適合性判定などが行える。さらに、マトリックスビーム、ピクセルライトなどのADB、ADAS技術を検討するユーザーに向けた配光分布編集機能も搭載している。
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