段ボールの設計も3次元化が進んでるんですって!ママさん設計者の「モノづくり放浪記」(5)(5/9 ページ)

» 2016年10月26日 10時00分 公開

 基本的にXとYの2軸の移動量を制御することで加工をするので、難しい設定はほとんどなく、操作はこのノートPC1台で行います。

作業の様子

 組み立て順が分かるように、面付けした各パーツには番号が振られています。

組み立て図

 カッターがデータ通りに段ボールをカットしていきます。

カッターで少しずつ……
カットしていきます
できました!
カット済のさまざまなパーツ

 こうして出来上がったナウマンゾウのパーツを現地へ搬入したら、次は大掛かりな組み立て作業となります。

組み立て作業の様子

 ナウマンゾウの組み立てが完成しました。

ナウマンゾウができた

 こちらは6分の1スケールとの対比です。

対比させると、大きさがよく分かりますね

 実物大はさすがの迫力です。段ボール製といえども、総重量は100kgに及びます。

 完成後の両社スタッフの達成感に満ちた表情が、この「実物大ナウマンゾウ造形プロジェクト」での苦労をうかがわせます。

完成しました〜♪

 看板も段ボール製です。

近寄ってみると、よく分かります

 これは黒い段ボールを切り抜き、生地の段ボールで作った文字をはめ込んでいます。はめ込みのクリアランスは「ゼロでOK」とのことです。

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