年間7500万人にロボットサービス、羽田空港で「案内ロボット」など3分野を公募

羽田空港が「案内」「移動支援」「清掃」の3分野を対象としたロボットの実証実験を開始する。ロボットは公募にて募集する。

» 2016年09月21日 11時00分 公開
[渡邊宏MONOist]

 年間7500万人が利用する羽田空港を舞台とした、大掛かりなロボット実証実験の公募が行われる。

 既に羽田空港では装着形ロボットによる作業員の負担軽減や床面掃除ロボットなどが導入されているが、さらなるロボットの社会実装、更には日本の先端技術発信を目的として公募式の大規模実験「羽田空港ロボット実験プロジェクト 2016」が開始される。

 これは羽田空港を運営管理する日本空港ビルデングが国土交通省ならび経済産業省と連携し、「Haneda Robotics Lab」を設立して実施するもの。具体的には羽田空港国内線第2旅客ターミナル南側出発ロビーにおいて「案内」「移動支援」「清掃」を行うロボットを募集する。羽田空港で必要とされる「案内」「移動支援」「清掃」についてはプロジェクトのWebページにて紹介されている。

 プロジェクトへの募集期間は2016年9月20日から10月13日で、実験期間は2016年11月初旬から2017年1月末までが予定されている。なお、2016年9月30日にはプロジェクトや公募の詳細を説明する説明会を開催する。

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