サイバーダインの装着型ロボット「HAL」が羽田空港旅客ターミナルビルへ導入される。同社と空港施設運営会社の提携によるもので、両社にて次世代型ロボット化空港モデルの創出なども行う。
サイバーダインと東京国際空港(羽田空港)の施設管理などを手掛ける日本空港ビルデングは2015年7月2日、羽田空港旅客ターミナルビルへのロボット導入などをはじめとした業務提携に同意したと発表した。
合意により、サイバーダインの装着型ロボット「HAL 作業支援用(腰タイプ)」や搬送ロボットなどを日本空港ビルデングの管理する羽田空港旅客ターミナルビルへ導入する他、両社の持つ知見を融合させての次世代型ロボット化空港モデルの創出などを行うとしている。
サイバーダインの「HAL(腰タイプ)」は作業支援用と介護支援用が用意されており、いずれも腰に装着することで、“重いものを持ち上げる”“要介護者を抱き起こす”といった際に、作業者の肉体的な負担を軽減する生活支援ロボット。2015年6月に介護支援用を神奈川県が県下30箇所の施設に試験導入を開始した他、同年5月には作業支援用について大和ハウス工業が導入を前提とした実証実験を開始している。
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