これは最初に試すプログラムのリストです。あらかじめ決めたパラメーターでひたすらステッピングモーターを回すという機能しかありません。しかし基本動作を理解しやすくするための必要最低限のコードを示しました。
#include <Stepper.h> #define STEPS 48 Stepper Motor(STEPS, 8, 9, 10, 11) ; void setup(){ Motor.setSpeed(150) ; } void loop(){ Motor.step(4) ; }
1行目でStepper.hをインクルードします。これはステッピングモーターをArduinoから扱うための定義が収められたヘッダファイルです。ちなみに英語圏ではステッピングモーターのことをステッパー(Stepper)と呼ぶのが一般的です。
2行目でステッピングモーターが一回転に必要なステップ数を定義します。今回の用いるステッピングモーターは48ステップですので48とします。4行目でStepperクラスのオブジェクトを生成し、そのオブジェクト名をMotorとします。今後ステッピングモーターを扱うときはこのオブジェクト名を用います。
このオブジェクト生成時には5つの引数をとります。第1引数は1回転に必要なステップ数、第2引数はステッピングモーターのXを制御するピン番号、第3引数は-X、第4引数はYそして第5引数は-Yです。
Setup関数内では6行目でステッピングモーターの回転スピードを指定します。単位はRPM(1分間に回転する回数)です。loop関数内では動かすステップ数を指定しています。
次に外部タクトスイッチで、正転と逆転を変えられる回路とプログラムへ改造してみます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.