「緩やかな標準」作りにより、個々の技術などのすり合わせは進みつつあるが、「つながる工場」を実現するには、これらの「緩やかな標準」を積み上げるだけでは、メリットを作り出すことが難しい。これらの「緩やかな標準」を組み合わせて、製造業のビジネスシチュエーションに合わせた一種のテンプレート(ひな型)となるような「パターン作り」が必要になる。
そこでIVIでは「2016年度の取り組みとして、緩やかな標準を組み合わせてテンプレートとできるようにする『プラットフォーム化』を進めていく」と西岡氏は述べる。
プラットフォームでは、先述した20のWGでのリファレンスモデル(シナリオ)をベースに組み合わせることで、製造業によくあるようなシチュエーションでのテンプレートを作っていく。その際に条件として以下の5つの点を挙げる。
これらの条件を守った上で、まずは10個のプラットフォーム候補を選定し、実現に向けた取り組みを進めていく。
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