SCF2017 特集

ドイツを上回る勢いで加熱する日本のインダストリー4.0FA メルマガ 編集後記

日本企業はカメになるのかウサギになるのか。

» 2015年12月04日 12時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 この記事は、2015年12月3日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


ドイツを上回る勢いで加熱する日本のインダストリー4.0

 2015年12月2〜4日に東京ビッグサイトでオートメーション技術の展示会「システムコントロールフェア(SCF)2015」が開催されています。2年に1度の同展示会ですが今回は、例年にないほどの盛り上がりを見せています。主要各社が打ち出しているのが「インダストリー4.0」もしくは「第4次産業革命」です。今回はSCFそのものも「IoT/M2Mで世界を変える、第4次産業革命」をスローガンとしており、その熱量は非常に高いものがあります。

 インダストリー4.0というと今までは一種の“黒船”のように捉えられ、「脅威」とセットで論じられることが多くありました。しかし、SCF会場で見えたのはインダストリー4.0を脅威と捉えるのではなく、生産財メーカーが「自分のもの」にし始めている姿でした。

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