クラウド開発環境「mbed」を用い、NXP「LPC1114FN28」を対象としたマイコン開発のイロハを学びます。
「マイコン開発」と聞くと難しいものという印象になりがちですが、クラウド化の波はマイコン開発にも押し寄せています。今までならばPCで環境を構築してからプログラミングして書き込みソフトでマイコンに書き込んでテスト、デバッグして再度書き込んでテスト……とかなりの手間でしたが、ARMが提供するクラウド開発環境「mbed」ならば、手元に書き込み器と書き込みソフトさえ用意すれば、誰でも組み込み開発の第一歩を踏み出すことができるのです。
連載で用いるNXPのマイコン「LPC1114FN28」はエントリークラスの32bit CPUコア ARM Cortex-M0を搭載します。エントリークラスとはいえども32bitであり、豊富な周辺機器(ペリフェラル)を備えており、マイコン開発の基礎を十二分に学ぶことが可能です。連載では基本となる「Lチカ」から、シリアルポート/GPIOさらにはアナログ入力の使い方、サーボモーター制御、クラスライブラリを用いないベアメタルプログラミングの初歩まで学びます。
ハードウェアとソフトウェア、双方の経験を高める事のできるマイコン開発、ぜひ、チャレンジしてください。
(1)初歩から学ぶ、マイコン開発とARMプロセッサー
(2)ARM開発環境準備の第一弾、書き込み器を用意する
(3)クラウド開発環境「mbed」の使い方とターゲットマイコンへの書き込み
(4)ARMマイコンに内蔵された周辺デバイスの使い方を学ぶ−シリアルポート編−
(5)ARMマイコンに内蔵された周辺デバイスの使い方を学ぶ−GPIO 出力編−
(6)ARMマイコンに内蔵された周辺デバイスの使い方を学ぶ−GPIO 入力編−
(7)ARMマイコンに内蔵された周辺デバイスの使い方を学ぶ−アナログ入力編−
(8)ARMマイコンからのPWM出力でLEDを“ボヤっと”光らせる
(9)「割り込み」を理解してタイマーを使いこなす
(10)シリアル割り込みを使って、2つのプログラムを並行動作させる
(11)ARMマイコンの“ベアメタルLチカ”に挑戦
(12)ベアメタルで高速I/Oに挑戦、LPC1114の実力に迫る
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