アクセルはET2015にて組み込みグラフィックスLSI「AG9」シリーズの新製品「AG903」を用いて、FA分野を想定した操作パネル兼モニタリングシステム兼画像検査装置といった、多機能機のイメージを展示する。
2015年11月18〜20日の3日間、パシフィコ横浜で組み込み関連の最先端テクノロジーや基盤技術が多数集結する「Embedded Technology 2015/組込み総合技術展(以下、ET2015)」「IoT Technology 2015」が開催される。
ET2015の開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ET2015/IoT Technology 2015の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい。
ここではアクセルの展示内容について紹介する。アミューズメント機器向け製品のイメージが強い同社製品だが、ET2015では組み込み機器向けグラフィックスLSI「AG9シリーズ」の最新製品「AG903」を展示、FAを始めとした産業機器向けのソリューションを紹介する。
「AG903(AX51903)」はARM Cortex-A5(500MHz)のCPUコアや512MバイトのVRAMを搭載するグラフィックスLSI。映像については映像入力アナログ4系統/デジタル1系統をサポートし、描画エンジンはOpneVG 1.1に対応、コーデックはJPEG(圧縮/伸長)とH.264(伸長)をサポートする。映像の最大解像度は1920×1080(1系統時)。
ブースではAG903の有する描画・表示・ビデオキャプチャ・画像処理といった機能を駆使した、FA分野を想定しての「操作パネル兼モニタリングシステム兼画像検査装置」といったイメージのデモ機を展示する。また、パートナー企業の協力を得て、導入の用意さを訴える開発環境も展示される予定だ。
AG903はハイパフォーマンスなチップだが、同社ではET2015にてチップの能力だけではなく「システムの信頼性」「リアルタイム性」「供給性・サポート体制」といった“日本の組み込み機器の良さ”を訴求したいとしている。また、パートナー各社との協力体制を強化することで、導入者が自身のアプリケーション開発に専念できる環境の強化を進めていきたいともしている。
展示会名 | Embedded Technology 2015/IoT Technology 2015 |
---|---|
会期 | 2015年11月18日(水)〜20日(金) |
時間 | 10:00〜17:00(20日(木)のみ18:00終了) |
会場 | パシフィコ横浜 |
公式サイト | http://www.jasa.or.jp/expo/ |
アクセル ブースNo. | F-27 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.