トヨタ車体は「東京モーターショー2015」で、同社の超小型EV「コムス」の進化版である「コムス コネクト」の他、“個性的すぎる”4車種を世界初披露した。
トヨタ車体は、「東京モーターショー2015」(一般公開日:2015年10月30日〜11月8日、東京ビッグサイト)において、超小型電気自動車(EV)「コムスの進化版コンセプト「コムス コネクト」やオープンクルーザー「アルファード エルキュール コンセプト」をはじめとする5車種を世界初公開した。
2015年8月で創立70周年を迎えたトヨタ車体。10月29日に開催されたプレスブリーフィングには、同社社長の岩瀬隆広氏が登壇し、「Active Life Vehicles」をテーマに新しいライフスタイルを提案した。
コムス コネクトは、トヨタ車体オリジナルの超小型モビリティだ。さまざまなニーズに応えるべく、通常1人乗り状態の「パーソナルモード」に加え、荷物の配送に便利な専用背面ボックスを装備できる「デリバリーモード」、脱着式のタンデムシートを取り付けて2人乗りが可能な「タンデムモード」を採用した。フレームにリチウムイオンバッテリーとインホイールモーターを搭載し、バイワイヤ制御によって実現したジョイスティックを用いる操作系など汎用性の高いプラットフォームに仕上げている。
会場で注目を集めたのは、トヨタ自動車のフラッグシップミニバン「アルファード」をオープンクルーザーにした「アルファード エルキュール コンセプト」だ。大型フロントグリルやルーフトップの整流板、波や風をイメージした青のボディ側面グラフィックを採用し、高級感あるデザインに仕上げた。インテリアにはフローリング調のフロアを使用し、最後席にラウンジソファを取り入れるなど「クルーザーのキャビンに居るような室内空間」(岩瀬氏)を実現した。
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