ジャガーの新型「XF」は190kg軽量化、新開発ディーゼル搭載車も錦織圭の評価は「エア・ジャガー」(1/3 ページ)

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、初めてのフルモデルチェンジとなる新型「XF」を発表した。前モデルより190kg軽量化に成功し、同社が開発した「INGENIUM(インジニウム)ディーゼルエンジン」搭載車もラインアップに加えた。

» 2015年09月28日 06時00分 公開
[與座ひかるMONOist]

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2015年9月25日、東京都内で会見を開き、フルモデルチェンジした新型「XF」を発表した。2007年の販売開始以降、XF初のフルモデルチェンジとなり、前モデルと比較して最大190kgの軽量化に成功。同社が設計から生産まで手掛けた「INGENIUM(インジニウム)ディーゼルエンジン」搭載モデルもラインアップに加えられている。

新型「XF」。会見にはテニスプレーヤーであり、ジャガー・ブランド・アンバサダーをつとめる錦織圭選手も登場した 新型「XF」。会見にはテニスプレーヤーであり、ジャガー・ブランド・アンバサダーをつとめる錦織圭選手も登場した(クリックで拡大)

 税込み価格は598万〜1105万円で、ガソリンエンジン搭載モデル5機種とディーゼルエンジン搭載モデル2機種がラインアップ。ボディカラーは全17種となっている。発表当日から全国のジャガー正規ディーラーにて受注を開始した。

新型「XF」サイドビュー 新型「XF」サイドビュー(クリックで拡大)

ボディの75%にアルミニウムを使用、軽量化へ

 新型XFの外形寸法は全長4965×全幅1880×全高1455mm。前モデルと比較し、全長は10mm短く、全高は5mm低くしつつも、ホイールベースを50mm長くとることで車室内の広さを確保した。

新型「XF」インテリア。前モデルより後部座席のレッグルームを15mm、ニールームを24mm、ヘッドルームを27mm拡大している 新型「XF」インテリア。前モデルより後部座席のレッグルームを15mm、ニールームを24mm、ヘッドルームを27mm拡大している(クリックで拡大)出典:ジャガー・ランドローバー・ジャパン

 最大190kgの軽量化が図られたボディは、全体の75%にアルミニウムを用いた軽量モノコック車体構造を採用。「英国工場に約4億ポンド(約736億円)を投資して実現したボディ構造。業界をリードしてきたアルミニウム技術を詰め込んでいる」(ジャガー・ランドローバー・ジャパン マーケティング・広報部 ディレクターの若林敬市氏)。また、ダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションとインテグラル式リヤサスペンションを組み合わせることで、ねじれ剛性も最大28%向上したという。

ボディの75%にアルミニウムを使用した軽量モノコック車体構造フロント、リアにそれぞれ異なる方式のサスペンションが採用されている ボディの75%にアルミニウムを使用した軽量モノコック車体構造(左)。フロント、リヤにそれぞれ異なる方式のサスペンションが採用されている(右)(クリックで拡大)出典:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
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