「Maker Faire Tokyo 2015」のロボット/乗り物コーナーの片隅に、自動車のフロントガラスとワイパーが展示されていた。このワイパー、音楽のビートに合わせて窓拭き動作を行う「ダンシングワイパー」なのだ。
Makerムーブメントの祭典「Maker Faire Tokyo 2015(MFT2015)」(2015年8月1〜2日、東京ビッグサイト)では、ロボットや乗り物関連の展示が1つのコーナーにまとめられていた。
そのロボット/乗り物コーナーの片隅に出展したYR-Designが展示していたのは、自動車のフロントガラスとワイパー。BGMが流れ始めると、ワイパーがカコッカコッと動き出す。何となくワイパーの動きがBGMと合っているような……。
このワイパーの名前は「DANCING WIPERS(ダンシングワイパー)」。車室内で流している音楽のビートに合わせてワイパーを動かすというもの。ワイパー側に設置した磁石と磁気センサーを使ってワイパーの動作速度を検知し、ワイパーが窓を拭く繰り返し動作が音楽のビートと合うように、ワイパーのアクチュエータ動作を制御している。
音楽のビートを分析できるソフトウェアを組み込んだ「Teensy 3.1 Audio Board」を搭載したユニットを、ワイパーのヒューズとつなぎ替える形で組み込めば、入力した音楽に合わせてワイパーが動くようになるという。
ダンシングワイパーを開発したのは、会津大学 コンピューター芸術学講座 スペーシャル メディア グループ教授のマイケル・コーエン氏。名刺には「公園マイケル」と書いてあった……。
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