自律型ロボットの到達点は「生き物」になるのか!?FA メルマガ 編集後記

未来の工場の姿は“動物園”なのか?

» 2015年05月01日 12時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 この記事は、2015年5月1日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


自律型ロボットの到達点は「生き物」になるのか!?

 ドイツ・ハノーバーで開催された製造技術展「ハノーバーメッセ2015」に出張に行ってきました。「インダストリー4.0」をはじめとし、製造技術の将来像が数多く出展され、知的好奇心を多いに刺激されてきたわけですが、別の意味で感心したのが、ドイツ企業の“技術の見せ方”の上手さです。

 製造装置や製造技術の展示会は、どうしても装置が並ぶだけとなり、実演デモも製造物が吐き出されてくるだけというようなことになりがちです。しかし、ハノーバーメッセでは技術をうまく切り出し、直感的に本質的な価値を訴えられるようにしていました。象徴的だったのが、生物の動きを模したロボットたちです(関連記事:なんだコイツら、動くぞ! 生物型ロボット最前線)。

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