リオンのインピーダンスオージオメータ「RS-H1」は、チンパノメトリー、レフレックス(耳小骨筋反射検査)の両方が連続で自動測定できる。プローブ音に1000Hzを搭載し、新生児に適したチンパノメトリーが可能になった。
リオンは2014年12月25日、多様な検査に対応できる臨床・研究用のインピーダンスオージオメータ「RS-H1」を発売した。プローブ音に1000Hzを搭載し、新生児に適したチンパノメトリーが可能になった。
今回発売されたRS-H1は、同社のインピーダンスオージオメータ「RS-22」の後継機として開発されたもの。機能性・操作性を高めた臨床・研究用多機能高級タイプで、検査は自動・手動スタートが選択でき、チンパノメトリー、レフレックス(耳小骨筋反射検査)の両方が連続で自動測定できる。
チンパノメトリーでは、226Hz/1000Hzとも左右・5データの重ね書きが可能で、グラディエントの測定では、ピークの急峻さが分かりやすくなった。また、レフレックス検査では、5つのモード(AUTO/MANUAL/ADD/DECAY/LATENCY)を搭載し、AUTO時は「実波形表示」「簡易表示」が選択できる。
さらに、LANインタフェースを搭載し、データ連携システムなどがなくても検査結果の画像をPCに送信できる。サイズは横幅約350mm×奥行き約295mmと省スペースで、カードリーダー、バーコードリーダーにも対応。圧力設定サーボアンプを内蔵する他、レフレックス測定で圧力を設定できる外付けのメカニカルポンプも標準で付属した。
主に医療機関などでの臨床・研究用で、希望小売価格は200万円(税抜き)。同社では、初年度で100台の販売を目指すという。
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