ポタアンだって「作れる」のです電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記

改造(というかカスタム)前提で作れるというのが、自作のいいところ。

» 2014年11月06日 12時00分 公開
[渡邊宏,MONOist]

 この記事は、2014年11月5日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


 MONOist組み込み開発フォーラムで新連載「電子工作“超”入門」の掲載が始まりました。電子工作の超がつく入門として、回路図や部品の役割を理解しながら、まずはシンプルなポータブルアンプの完成を目指します。

・電子工作“超”入門(1):シンプルなポタアンを理解しながら作るための第1歩

 電子工作の入門と言えば、一昔前ならばラジオ製作が定番でした。小中学生のころ、ゲルマニウムラジオや一石ラジオを作った(そして鳴らなかったり)経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 入門企画なので定番を踏襲しても良いのですが、「ラジオを作って使ってもらえるだろうか?」という疑問がありました。作っておしまいではなく、作ってから手を入れる(あるいは手を入れる前提でモノを作る)経験をすれば、より回路図や電子部品に親しんでもらえるのではという著者の提案から、今回は「ポータブルアンプ」を作っていくことになりました。

photo 電子工作入門として完成を目指すポータブルアンプ。トランジスタ2石とシンプルなものです

 ポータブルアンプは文字通り「ポータブルアンプ」の略で、iPhoneやウォークマンなどデジタルオーディオプレーヤーとイヤフォン/ヘッドフォンの間に介在させることで、音量の増加や改善を担うアイテムです。一般的にはまだニッチな存在ですが、ソニーやオーディオテクニカ、オンキヨーなどメジャーメーカーも製品を投入しておりヘッドフォン売り場などへ行けば多くの製品を見ることができます。

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