伝統的な日本のモノづくりと3Dプリンタモノづくり総合版メルマガ 編集後記

3Dプリンタは職人の仕事を奪うのか?

» 2014年10月30日 12時00分 公開
[八木沢篤,MONOist]

 この記事は、2014年10月30日発行の「モノづくり総合版メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


伝統的な日本のモノづくりと3Dプリンタ

 「3Dプリンタ」の活用分野は多岐にわたります。製造業はもちろんのこと、医療や建築、食品に至るまで、実にさまざまな分野で新たな取り組みが進められています。このあたりの動向は、MONOist読者の皆さんもよくご存じのことでしょう。

鯖江市名物(?)の“あるくソースカツ丼”「サバエドッグ」 鯖江市名物(?)の“あるくソースカツ丼”「サバエドッグ」。タイトな日帰り出張で唯一、鯖江らしいさを満喫した瞬間!?

 今、こうした産業分野と同様に、3Dプリンタを積極的に活用していこうという試みが、職人の世界、いわゆる伝統的な日本のモノづくりの現場にも広がりつつあるようです。

 先日、福井県鯖江市にある眼鏡部品の金型メーカーを取材する機会がありました。その会社では、海外の安価な部品や国内の競合他社に負けないよう、単なる眼鏡部品メーカーから脱却し、眼鏡のフレームメーカーへと事業を拡大する方針に決めたそうです。そこで、眼鏡フレーム作りの知見・ノウハウを蓄積するために、トライ&エラーを手軽かつ迅速に実践できる3Dプリンタの導入を決めました。

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