ベンチャー企業のJIGOWATTS(ジゴワッツ)は「CEATEC JAPAN 2014」で、スマートフォンを利用して自宅や宿泊施設の鍵を制御できる機器「JigoLock」などを展示。同社は独自開発の認証基盤を活用して、IoT製品の開発に取り組む。
ベンチャー企業のJIGOWATTS(ジゴワッツ)は「CEATEC JAPAN 2014」(2014年10月7〜11日、幕張メッセ)で、スマートフォンを利用して自宅や宿泊施設の鍵を制御できる機器「JigoLock」などを展示した。
JigoLockは、家や宿泊施設などのドアの内側に取り付けて使用する。JigoLockを取り付けたドアの前で、スマートフォンにインストールした専用のアプリケーションから、ドアの開閉を行うことができる。この専用アプリケーションはFacebookのアカウントを利用するシステムとなっており、鍵を開閉する権限を選択した知人のアカウントに一時的に付与することも可能だという。
JigoLockはバッテリー内蔵型で、作動時間は「5人家族が半年間利用する程度」(同社の説明員)。今回展示したのはまだ試作段階のもので、今後デザインなどを改良して2014年末から2万円前後で販売を行う予定だ。
JIGOWATTSは、電気自動車(EV)用充電装置の認証・課金システムの開発を目的に2014年5月に創業された。その開発過程で生み出された、「自社のコアとなる技術」(同社代表取締役 CEOの柴田知輝氏)が認証基盤の「JigoAuth」である。JigoLockにも、このJigoAuthが用いられている。
JIGOWATTSが開発したEV充電装置用の認証・課金システム「EVSE One」は、専用のアプリケーションを搭載したスマートフォンを持って充電装置に近づくと、自動で認証や課金を行えるという。「現在、EV用の充電装置を利用する際にはICカードを利用しないといけない。そういった手間を省くような製品を開発したいと考えJIGOWATTSを立ち上げた」(柴田氏)。
また、EVSE Oneは内蔵されたビーコンを利用して、充電を行っているユーザーの位置情報などを利用し、スマートフォンに飲食店などの広告やクーポンを配信するといった使い方も検討しているという。
JIGOWATTSの社員数は現在6人で、「IoT(モノのインターネット)製品を開発するための高いスキルを持ったメンバーを集めた」(柴田氏)という。同社は今後、JigoAuthの技術を応用して、さまざまなIoT製品を開発していきたいとしている。
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