「第25回 設計・製造ソリューション展」のソフトウェアクレイドルブースでは、熱流体解析ソフトウェア「STREAM」と「SCRYU/Tetra」、電子機器の放熱設計用ソフトウェア「熱設計PAC」、軸流ファン設計ツール「SmartBlades」を展示。解析初心者向けとして、ソフトウェアの操作体験コーナーも設ける。
2014年6月25〜27日の3日間、東京ビッグサイトで「第25回 設計・製造ソリューション展」(以下、DMS2014)が開催される。国産CAEベンダーのソフトウェアクレイドルは、熱流体解析ソフトウェア「STREAM」と「SCRYU/Tetra」、電子機器の放熱設計用ソフトウェア「熱設計PAC」、軸流ファン設計ツール「SmartBlades」を展示する。
SmartBladesは今後同社で扱う予定の製品とのことで、参考出展となる。同ツールは設計パラメータ(数値)の入力、マウスによるパラメータ調整のみで軸流ファンの3次元形状が作れる。また、SCRYU/Tetraと連動して、ファンの効率の最適化もでき、ファンの設計知識、流体解析の知識がなくても、性能のよいファン形状を設計可能だ。
今回の展示では、解析初心者向けとして、実際に熱流体解析ソフトウェアを操作できる『体験コーナー』を新設。いくつかの解析メニューから来場者が選んだ対象物を同社解析ツールを使用し、10分程度で操作・解析を体験できる。解析結果レポートはブース内でプリントアウトして持ち帰りが可能だ。
実際の顧客の解析事例やインタビュー記事などを多数閲覧できるコーナーも備える。既に実務で問題を抱えているという人は、ブース内に待機する専門技術スタッフに相談できる。
近年の製品開発は、短時間に高付加価値の製品を生み出さなくてはならない。同社の熱流体解析ソフトウェアは、設計段階でさまざまな検討ができるツールとして開発され、業界問わず広く利用されているという。国内開発の強みを生かし、顧客独自のソフトウェアへカスタマイズを行うなど、きめ細やかな対応が可能な点も特徴だ。また、ソフトウェアだけではなく、顧客に代わって解析作業を請け負う受託解析サービスも展開する。
「国内外の1人でも多くの来場者に熱流体解析という技術があること、国内で開発している会社があること、大規模で複雑な現象まで計算できるようになっていることなどを知っていただきたい。来場者の方々に、現在抱えている問題を熱流体解析ツールを利用することで解決できるかどうかを判断する場としていただきたい」(同社)。
会期 2014年6月25〜6月27日 10:00〜18:00※最終日のみ17:00終了
会場 東京ビッグサイト
東ホール(小間番号:東19-50、2小間)
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