2013年秋発売予定の新型「オデッセイ」は、先行車両との衝突を回避する「シティブレーキアクティブシステム」や駐車支援システム「Hondaスマートパーキングアシストシステム」、車両の上方から見た映像を映し出す「マルチビューカメラシステム」など安全装備が充実している。
ホンダは2013年9月26日、同年秋発売予定のミニバン「オデッセイ」の新モデルに関する情報をWebサイトで先行公開した。先行車両との衝突を回避する「シティブレーキアクティブシステム」に加えて、駐車支援システム「Hondaスマートパーキングアシストシステム」や、車両の上方から見た映像を映し出す「マルチビューカメラシステム」、車線変更時に後方から走行してくる車両の有無を検知する「ブラインドスポットインフォメーション」などの安全装備が充実している。
シティブレーキアクティブシステムは、レーザーレーダーを用いた予防安全システムで、2013年9月発売の新型「フィット」に搭載されている(関連記事:新型「フィット」もレーザーレーダーで衝突回避、サイドエアバッグとセットで)。時速30km以下で、先行車両との衝突を回避したり、衝突による被害を軽減したりできる。
Hondaスマートパーキングアシストシステムは、バック駐車などを自動で行えるシステムだ。軽自動車「ライフ」や、2010年にマイナーチェンジした「フィット」に採用されていた。オデッセイでは初搭載となる。
マルチビューカメラシステムは、現行モデルのオデッセイから引き続きの採用となる。車両の前後左右それぞれに搭載した4個の車載カメラを用い、車両の上方から見た状態を映し出す「グラウンドビュー」をはじめ車両周辺の映像を表示できる。
また、新型オデッセイには、駐車スペースからバックで出庫する際に、近づいてくる車両を検知する「後退出庫サポート」機能も搭載されている。つまり、駐車と出庫に関係するシステムが3つ搭載されているわけだ。
ブラインドスポットインフォメーションは、高速道路などので車線変更する際、車両後部に搭載したミリ波レーダーを使って、変更先の車線を後方から走行してくる車両を検知するシステムである。
新型オデッセイは、インテリアの機能と質感を向上させてことも特徴となっている。中でも、「2列目プレミアムクレードルシート(仮称)」は、2つの個別シートにより「ゆりかごのようにゲストを包み込む」(ホンダ)という。
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