ソフト開発エンジニアからの転職転職成功事例

会社の人事制度や環境に疑問を持つようになったことから、転職を考えるようになったという澤田さん。人材紹介会社をうまく活用し、国内通信機器メーカーから半導体装置メーカーへの転職を成功させました。

» 2013年09月12日 10時00分 公開
[MONOist]
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本記事はパソナが運営する人材紹介サービスブランド「パソナキャリア」の記事に加筆・修正して転載しています。




澤田さん(仮名・31歳 男性)

会社の環境に疑問を抱きつつも仕事をしていた澤田さん。新しく工作機械の分野にも興味を持ち、今後のキャリアを考えたとき、年齢的なものも考えて転職するなら今しかないと、パソナキャリアへ登録。

前職   国内通信機器メーカー 制御系ソフト開発エンジニア

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現職   半導体装置メーカー ソフト開発エンジニア


転職を考えたきっかけは何ですか?

 大学院卒業後、通信機器メーカーに入社して5年経過したのですが、会社の人事制度や環境に疑問を抱くようになったのが直接のきっかけです。年齢的なものもありましたし、工作機械やエンジン・モーターに興味があったのでチャレンジするなら今がチャンスと思ったのが転職の理由ですね。

どのように転職活動をされましたか?

 自分が知っている企業のホームページの中途採用ページを見たり、インターネット中心の情報収集でした。やはり自分の知っている会社には限度もあり、人材紹介会社への登録に至りました。

 まだ現職中でしたので、普段の業務で忙しい分転職活動もなかなか思うように進まず、情報収集にも限界がありました。興味のある会社のホームページの求人情報を見て問い合わせてみると実は募集が終了しているということもよくありました。

 紹介会社経由の場合は、情報はいつでもリアルタイムでとてもスピードがありました。自分の希望を言えば候補を絞って求人を紹介していただくこともできましたし。働きながらの転職活動には人材紹介会社はとても頼れる存在でした。

今度入社する会社を選んだ理由は何ですか?

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 タイミングだと思います。今回入社が決まった会社は、選考基準が高いと聞いていたのですが、うまく選考が進んで内定をいただいたというところもポイントの1つだと思っています。職務内容や勤務環境はもちろんのこと、「縁」という運命的な部分も大切にしたいと思いましたね。

 前職と比較するとカルチャーも随分違う印象を受けました。エンドユーザーと話をしながらモノを作っていくという環境にとても惹かれるものがありました。

入社後の現状・新たな目標など

 ユーザーと一緒になって良い製品を作っていきたい、ユーザーに満足してもらいたいというのが一番です。扱う製品が前職とまったく異なるので、ソフト開発の技術はあるものの、業界の知識をゼロから蓄積しないといけないのが大変なところでもあり、やりがいを感じるところでもあります。

 転職は1つの選択肢に過ぎません。1年後・2年後に自分がどんなスタンスで仕事をしているか、目標を設定して新天地でもご活躍していただきたいですね。

転職をお考えの方へのメッセージ

 「楽しいと思って働く」ということが重要ですね。特に私を含めた技術者はやりたい方向性を見つけてそれを実現できるところに身を置くのが一番だと思います。そのためには自分の中で1つの区切り目を作るのも良いかもしれません。仕事に魅力がなくなったと思ってすぐに会社を辞めるのではなく、あと何年がんばってみよう、改善できる方向を見つけようと努力することも必要だと思います。

 入社当時はいつでも新しいことの吸収で、仕事の楽しさを大いに実感できますが、会社や仕事に慣れたときに自分がどうあるかという姿勢も大切だと思います。

キャリアアドバイザーからのコメント

 澤田さんの今までのご経験をお聞きする中で、きちんと現場で実績を積んで来られた方という印象を受けました。単に開発の経験だけではなく、関連部門や関係会社・顧客との折衝や調整業務の経験もきちんとされている方という印象も持ちました。加えて設計・開発においても自分なりのポリシーを持たれておりましたのでPRポイントの抽出にも困りませんでした。

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