Atom E600番台対応の動的解析ツール「adviceLUNA システムマクロトレース」登場製品リリース/デバッガー

横河ディジタルコンピュータは、組み込み機器開発者向け動的解析ツール「adviceLUNA システムマクロトレース」のインテル Atom プロセッサ E600番台対応モデルを発表した。

» 2012年04月23日 13時15分 公開
[八木沢篤,@IT MONOist]

 横河ディジタルコンピュータは2012年4月23日、組み込み機器開発者向け動的解析ツール「adviceLUNA システムマクロトレース」のインテル Atom プロセッサ E600番台対応モデルを発表した。

 同製品は、実際にターゲット上で実行しているプログラムを解析し、関数/スレッドの実行履歴やタスク遷移をチャート図で表示し、関数の細かい動きからシステム全体の動きまでを可視化できるのが特長である。さらに、豊富なターゲット接続インタフェース(microSD、USBデバイス、非同期バス、GPIO)により、開発製品/開発フェーズにマッチしたものを選択・使用できる。そのため、多くの開発現場で採用されており、最終製品環境における実運用でしか発生しないような障害や予期せぬシステムダウンの解析、ボトルネック解析やパフォーマンスチューニングなどに活用されているとのこと。

「adviceLUNA システムマクロトレース」 「adviceLUNA システムマクロトレース」
「adviceLUNA システムマクロトレース」の表示例 「adviceLUNA システムマクロトレース」の表示例

 以下に、同製品の主な特長を示す。

  • システムの動きを可視化(関数/スレッド実行、タスク遷移をチャート図で表示)
  • マルチコア(SMP)対応(4コアまで)
  • インテル ハイパースレッディング・テクノロジー対応(4スレッドまで)
  • 30分以上のデータを記録(エンドレス収集、トリガによる記録停止に対応)
  • 記録したデータをターゲットと接続していない別のPC環境で解析可能
  • 関数/スレッド実行に関するプロファイルデータ(平均実行時間、実行時間の分布、CPU占有率など)の表示
  • 豊富なターゲット接続I/F(microSDカード、USBデバイス、非同期バス、GPIO)
  • マルチOS対応(Linux/Android、T-Kernel、μITRON、Windows Embedded Compact 7)
  • Android-Java対応

 なお、同社は2012年5月9〜11日の3日間、東京ビッグサイトで開催される「第15回 組込みシステム開発技術展(ESEC2012)」のインテル・ブース[西 4-40]内にパートナー企業として出展し、同製品を展示する。

第15回 組込みシステム開発技術展(ESEC2012)

会期 2012年5月9日(水)〜11日(金)
時間 10:00〜18:00(11日(金)のみ17:00終了)
会場 東京ビッグサイト
インテル(横河ディジタルコンピュータ) ブースNo.:西 4-40


第15回 組込みシステム開発技術展 ESEC2012特集

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