「Kinect for Windows センサー」の出荷が開始された。これにより、製造業、医療・ヘルスケア、教育、小売などの多くの分野でKinectを活用できる。マイクロソフトストアでの販売価格は2万4800円(税込)だ。
日本マイクロソフトは2012年2月2日、商用利用が可能な「Kinect for Windows センサー」の出荷を開始した。これにより、エンターテイメント、製造業、医療・ヘルスケア、教育、教材関連、広告、小売、研究機関などの多くの分野でKinectを活用できるようになる。
直営オンラインストア「マイクロソフトストア/Microsoft Store Japan」において、アプリケーション開発者向けに販売(税込:2万4800円)する他、日本国内の流通パートナー、シネックスインフォテック、ソフトバンクBB、ダイワボウ情報システム、ハピネットの4社を通じて順次販売が開始される。
以下、Kinect for Windows センサーの特長を示す。
品名 | Kinect for Windows センサー |
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価格 | オープン価格/マイクロソフトストアでは2万4800円(税込) |
サイズ&重さ | サイズ(縦×横×高さ):65×280×70mm 重量600g |
保証期間 | 1年 |
同梱物 | Kinect for Windows センサー本体(ケーブル1.5m)、USB/電源ケーブル(長さ2.8m)、取扱説明書、保証書(パッケージに添付) |
対応OS | Windows 7、Windows Embedded Standard 7 |
PC本体(必要システム) | 注意:本製品の使用には、Kinect for Windows対応アプリケーションが必要 ・CPU:2.66GHz以上のデュアルコア、32ビット(x86)または64ビット(x64)プロセッサ ・接続ポート:USBポート(USB 2.0/他の機器との共有不可) ・メモリ:2Gバイト |
表1 「Kinect for Windows センサー」製品概要 |
また同日、「Kinect for Windows SDK Version 1」が無償公開された(http://kinectforwindows.com)。この最新バージョンでは、Kinect for Windows用のソフトウェア開発キットとランタイムが提供され、Kinect for Windows センサーを用いた商用利用を目的としたアプリケーションの開発が可能となる。
Kinect for Windows センサーと同SDKにより、音声認識やモーションセンサー、骨格追跡などによるナチュラルユーザーインタフェースを活用したアプリケーションの開発が可能となり、これまでにない体験やサービスを利用者に提供できるという。対応OSは、「Windows 7」の他、「Windows Embedded Standard 7」を正式サポートする。組み込み分野での活用にも大いに期待したい。
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