ACCESSはAndroid搭載スマートフォン向けコミュニケーションプラットフォーム「NetFront Communicator」を開発。同製品をカスタマイズしたものが、KDDIのAndroid搭載スマートフォン「Xperia acro IS11S」と「HTC EVO WiMAX ISW11HT」のアップデートにも含まれ、「KDDI Eメール(〜@ezweb.ne.jp)」アプリとして採用されている。
ACCESSは、Android搭載スマートフォン向けコミュニケーションプラットフォーム「NetFront Communicator」を開発し、2011年9月20日、国内外の通信事業者および端末メーカー向けに提供を開始した。
同製品は、日々のメールによるやりとりをコミュニケーションの中心として位置付け、高機能携帯電話で培われたユーザーインタフェース(以下、UI)やメール検索などのメーラーの基本機能に加えて、機能追加やコンテンツ配信などといったサービス拡張が行えることを目指したコミュニケーションプラットフォームである。例えば、同製品の拡張インタフェースにより、SNS(Social Networking Service)やデコレーションメールといった、よりリッチなコミュニケーション環境を容易に構築できるようになるという。
以下、同製品の主な特長を示す。
今回、同製品をKDDIのAndroid搭載スマートフォン向けにカスタマイズした「NetFront Communicator for KDDI」が、「KDDI Eメール(〜@ezweb.ne.jp)」アプリケーションに採用されている。現在発売中の「Xperia acro IS11S」(ソニー・エリクソン製)向けは本日(2011年9月20日)より、「HTC EVO WiMAX ISW11HT」(HTC製)向けは9月22日より提供される(関連記事)。
同社 代表取締役社長 兼 最高経営責任者である鎌田富久氏は次のようにコメントを寄せる。
「この10年で、携帯電話でのメールの利用は飛躍的に広がり、日本の1つの文化にまでなっています。多様なスマートフォン端末が市場に出荷される中、メールの使い勝手や機能に不満を持っているユーザーは多いのではないでしょうか。この課題に対するACCESSのソリューションが、『NetFront Communicator』です。日本には、高機能携帯電話で培われた、デコレーションメールや、使い勝手の良いUIなど、ユーザーの心をつかむ優れたサービスが存在します。ACCESSは、『NetFront Communicator』をさまざまなアイデアを持ち寄れる1つのプラットフォームとして、通信事業者や端末メーカー、コンテンツプロバイダーと協力して、さらなる技術革新と新たなサービスの開発を推進してまいります」(プレスリリースより)。
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