無線LANモジュール内蔵電源タップ「iRemoTap」節電の“見える化”を実現

ユビキタスは、無線LANモジュール内蔵の電源タップ「iRemoTap(アイリモタップ)」システムを試作開発したことを発表した。

» 2011年04月26日 16時53分 公開
[八木沢篤,@IT MONOist]

 2011年4月26日、ユビキタスは無線LANモジュール内蔵の電源タップ「iRemoTap(アイリモタップ)」システムを試作開発したことを発表した。

 iRemoTapおよび連携するWebサービスを利用することで、ユーザーはPCやスマートフォンなどから、いつでもどこでも、電源タップに接続された機器ごとの電力使用状況を日/週/月などの単位で表示・確認でき、さらに電源ON/OFFなどの操作をリモートで行えるという。また、消費電力が一定の値を超えた場合に、メールやTwitterのツートでお知らせする機能も備えている。

iRemoTapの利用イメージ iRemoTapの利用イメージ

 これら機能は、無線LAN通信機能を持ったiRemoTapが、消費電力の情報をWebサービス上の各ユーザー専用サイトに自動的にアップロードすることにより実現している。iRemoTapの利用には、特別な機器の追加は不要で、現在、家庭に広く普及している無線LANルーターや無線LANアクセスポイントさえあればすぐに導入可能だという。

今回試作開発したiRemoTapWebサービス画面 今回試作開発したiRemoTap(左)/Webサービス画面(右)

 今回の試作開発では、組み込み機器制御機能とWebサービス連携機能を、同社の組み込み機器向け無線LANソリューション「Ubiquitous AIR NOE Solution」および試作開発した無線LAN対応電源タップに搭載することで実現している。なお、無線LANモジュールにはUbiquitous AIR NOE Solutionが動作するルネサス エレクトロニクス製品が組み込まれているとのことだ。

 iRemoTapに関するビジネスについて同社は、自社および協業先との研究開発・試作などにより事業の可能性を追求し、順次、事業者向けのプラットフォームソリューションの展開、自社サービスによる展開などを検討。同時に機器開発における協業など、他社との幅広い連携によるビジネス展開も視野に入れているという。

 なお、iRemoTapおよびWebサービスについて、2011年5月11日より東京ビッグサイトで開催される「第14回 組込みシステム開発技術展(ESEC2011)」の同社ブースで展示・コンセプトデモを行う予定だとしている。

第14回 組込みシステム開発技術展(ESEC2011)開催概要

会期 2011年5月11日(水)〜13日(金)
時間 10:00〜18:00(13日は17:00に終了)
会場 東京ビッグサイト
ユビキタス・ブースNo. 西展示棟 西1-71


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